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ファンタジー小説を書くときに気をつけたい3つのこと

公開日: : 最終更新日:2016/02/26 小説ノウハウ

こんにちは、射月アキラです。

みなさんは、ファンタジー小説を書くときにどのくらい設定について考えていますか?

物語として長くなるほど、フィクションの設定は多く、濃くする必要がでてきます。

今回は、ファンタジー小説の設定で注意するべきことを話したいと思います。

99の真実で1つの嘘にリアリティを出す

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Photo by A. Drauglis on Flickr

100の設定を作ったら、その全てに矛盾のない説明ができなければならないと思っていませんか?

小説のハウツー本を買いあさっていたころに読んだ『ライトノベルを書きたい人の本』という書籍に、心に残っている一文があります。

詐欺師が99の真実のなかに1の虚偽を混ぜることによって人をだますように、小説家は99のリアルな設定のなかに1の架空を混ぜて、架空の設定にまで説得力を与え、物語を盛り上げていくのである。

via:『ライトノベルを書きたい人の本』(成美堂出版) p.91

自分で作った設定は全て説明できるようにしたいと考えてしまいがちですが、実際にはそこまで厳密に考える必要はありません。

99の設定がしっかりと固まっていれば、1つ嘘をついていたとしても読者に信じてもらえるのです。

ご都合主義になってしまいそうな設定を1つ入れたかったら、それ以外の設定をきちんと裏付けすれば、「作者にとって都合のいい作品」という印象を抱かれずに済むはずです。

元ネタは原典を参照する

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Photo by Michael D Beckwith on Flickr

先ほどの話と関連して、ファンタジーを書くときは「元ネタ」を参照しないことの危険性について知っておかなければなりません。

フィクション作品の設定には、多くの場合「元ネタ」があります。

ファンタジーの魔法やSFのオーバーテクノロジーなど、現実には存在しないものであっても、「元ネタ」を参照することで前項の「99の真実」とすることができるからです。

この場合の「真実」は、読者と作者が共有している前提知識。神話や民話、古典作品などで既に使われている、定番のアイテムや固有名詞を指します。

ファンタジー・SFは、この名前はあの神話に登場するな、このテクノロジーはあの作品から引用しているな、と「元ネタ」を知っているとさらに楽しめるジャンル。

ここで気をつけなければならないのは、前提知識が不足している場合です。

誰かが書いた設定の内、どこに元ネタがあり、どこからが創作なのかの区別をつけることができなくなると、読後に自分で創作するときに不都合が生じることがあります。

たとえば、誰かの作品を参考にして設定を作ったとします。

作品のなかで、「99の真実」を参照するならば「元ネタ」があるので問題はありませんが、「1つの嘘」を引用して使ってしまった場合、それは「他者作品のオリジナル設定」を意図せずしてパクったことになります。

ファンタジーの設定を考えるときは、ネット上の情報だけでもいいので、元ネタを参照するようにしましょう。

固有名詞を出して満足しない

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Photo by Caden Crawford on Flickr

フィクションの設定を作ったとき、作品オリジナルの固有名詞が登場することは多いと思います。

人物の名前はもちろん、人物が所属する組織名や、オリジナルのアイテム、魔法の名前など、見慣れない単語が多くなってしまうことはよくあります。

そういった単語は少ないに越したことはありませんが、カッコイイ語感は残したい! というのがファンタジーを書く人の思考回路だと思います。

作品固有の名前が登場したら、それについてきちんと描写・説明をして、読者を置いていかないようにしましょう。

まれに見かけるのが、「(人物名)は(魔法の名前)を放った」というだけの魔法の表現です。

どんなに「名前そのままの現象が起こっている魔法」であっても、きちんと描写して読者に想像させるまでがファンタジー。

名前から全てを想像する力があるなら、読者だって書き手にまわって自分の好きな話を書いた方が楽しいはずです。

書き手が考えた世界を味わうために、読み手はファンタジージャンルに手を出します。

頭のなかにある世界を、可能な限り言語化するように意識しましょう。

おわりに

ファンタジーは、どこの投稿サイトでも充実しやすいジャンル。

他作品との差別化やスキルアップに、この記事が役立てば幸いです。

そして、taskeyに面白いファンタジー小説が増えることを、ファンタジー書きとして願っています。

それではみなさま、よい執筆活動を!


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射月アキラ
taskey Uアンバサダー。 創作集団「ぐりむ☆りーぱー」所属。ネットの片隅に生きるファンタジー書き。 国際派投稿サイトtaskeyの存在を知ってソワソワする程度の壊滅的な英語力なので、とりあえずひとことだけ──Thank You for Your "Love it!" !!

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