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世界一簡単!「明日友達に話そう!」を5つ集めて小説を書く方法

公開日: : 最終更新日:2016/03/16 小説ノウハウ

talknovel

こんにちは、taskey U編集部の伊藤です。

今回は、小説って何を書いていいか分からないという人の為に、世界で一番簡単なネタ出しの方法を紹介しようと思います。

0から1を生み出すのはとても大変な作業です。机に座ってうんうん唸っていてもネタは出ないのです。

ところが、ネタは日常生活にごろごろ転がっています。

「明日友達に話そう!」を集める

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普段生活をしていると、「明日友達に話そう!」という小さなエピソードができることってありますよね。

別に、「家族に話そう!」でも「恋人に話そう!」でも良いのですが、とにかく、生きていると誰かに伝えたいことが日々生まれていくと思います。

誰かに話したくなるということは、その話題には「会話が盛り上がる」という要素が含まれているはずです。まあ、「家の猫が死んでしまって…」みたいな話だと場が盛り下がる可能性もありますが、ちゃんと話を聞いてくれる人もいますし、小説に書くこととしては十分すぎる話題です。

それで、会話が盛り上がるような話題ということは、小説が盛り上がる可能性も秘めているということなんですよね。

朝起きて何か食べようと思ったら、冷蔵庫に何も無かったので仕方なくマヨネーズを食べたとか、コンビニの前で知らないおじさんに「煙草くれない?」と言われたりだとか(どちらも僕の経験談です)、そういうことを誰かに話すのではなく、メモをして貯めておくのです。

「奇妙な一日」というタイトルで小説を書けばいい

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こうして誰かに話したいネタを5個貯めると、それだけで「奇妙な一日」という小説が出来上がると思います。

誰かに話したいことって、一日にそう何回も起きませんよね。それを一日の中に詰め込んで、数ページの短編にすれば、それだけでその作品は面白くなるはずです。

また、その奇妙な行動にある一定の特性を見つけて、それを主題にすることも可能です。

さっきの例でいくと、マヨネーズだけを食べるなんていう非常識な行動を取ったことで、煙草をくれと非常識な絡まれ方をしたのかな……という風に、二つのエピソードを繋げることができます。

もちろん、5つを寄せ集めて無理に小説を書く必要はありません。こういうエピソードをいくつか貯めておいて、物語のエッセンスに使用すれば良いのです。

小説を書く際には大きなテーマがあると思いますが、それを形作るのは、小さな一つひとつの出来事です。日頃から自分が体感したエピソードを貯めておけば、そのテーマにあったエピソードを選んで挿入することができます。

「死んだ物語」を生き生きと

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小説というのは、基本的に「死んだ物語」です。実際にいない人物が、実際には無かったことをしているのですから、手を抜いたらすぐにリアリティが失せてしまいます。

しかし、「死んだ物語」を生きているように見せることは可能です。その手っ取り早い方法は、私たちが実際に体感している「生きている物語」のエッセンスを「死んだ物語」に輸入することなのです。

「友達に話したい!」というのは具体的な「生きている」エピソードです。そのエピソードに出会った時、自分がどのような気持ちになり、どのような行動を取ったのかということが、記憶の中に鮮明に残っているはずです。

それを「死んだ物語」に注ぎ込むことによって、その作品はリアリティを帯び、生き生きとした小説になっていくことでしょう。

140字小説にするのもおすすめ

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日々感じたことを、140字小説として残しておくのもおすすめです。

140字小説には基本的には1つのエピソードで書くのが限界なので、メモにはうってつけと言えます。

さらに、単なるメモだけではなく、作品としての性格も帯びています。描写の練習にもなりますし、ポートフォリオの一部とするのも良いですね。

たとえば私は以前、所属している文芸同人「無間書房」のTwitterで、こんな140字小説を投稿しました。

5月の終わり、路地裏を一人歩いていて感じたことを、ほとんどそのまま書いています。

他の人も共感できることかどうかは分かりませんが、真っ白な空と静かな路地裏という組み合わせに、なんとなく悲しくなってしまいました。

そこで悲しさを紛らわすために音楽でも聴こうとイヤホンを耳に入れたわけですが、シャッフルで流れてきたのはフジファブリックの「赤黄色の金木犀」。当時ヴォーカルだった志村さんは、2009年に亡くなっています。

そこで更に悲しくなってしまった私は、悲しみの原因を全て白い空のせいにして、「夜の匂いが恋しくなった」わけです。

自分の作品を解説するというのは何となく恥ずかしいものですが、140字小説が日々のエピソードを記録するのにうってつけだということがお分かりいただけたのではないかと思います。

まとめ

いかがでしたか?

ファンタジー小説など、現実世界とはかけ離れた世界を書こうとしても、物語の中心は「人間」であることが多いでしょう。

「明日友達に話そう!」を貯めると、「人間」をリアルに動かすことができます。どんなジャンルの小説を書くにしても、これは重要な技術になります。

メモ帳にひたすら記録するのもアリですし、気が向いたら、140字小説にも挑戦してみてくださいね!

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伊藤 祥太
伊藤 祥太
「よく読み、よく書く」をモットーに。小説執筆に役立つ記事を書いています。「無間書房」という文芸同人の代表をしています。

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