*

【文芸サークルインタビュー vol.4】  日本大学芸術学部非公認文芸サークル「KMIT」

公開日: : 最終更新日:2016/02/26 学生サークルインタビュー

KMITタイトル2

こんにちは! taskey U編集部の鶴田和樹です。

taskey Uでは、学生小説クリエイターの活動を応援するために、日本全国の文芸サークルや大学・高校の部活等に突撃して、活動内容やサークルの雰囲気などをご紹介をさせていただいております!

4回目となる今回は日本大学芸術学部で活動する文芸サークル「KMIT」さんの元にお伺いいたしました!

代表の松原さん、作家長の城野さん、そして作家枠で活動中の橋本さんの三人に、KMITのチーム編成の仕組みや大学サークルでは珍しい月刊誌、そして部員選抜方式の部誌などの独自の取り組みについて楽しくお話していただきましたました!

「編集部」「作家班」「イラスト班」の三班体制

20150803015651 (1)

写真左から橋本さん・松原さん・城野さん

――まずは自己紹介からお願いしてもよろしいでしょうか?

松原さん(以下 松原) はい。私がKMITを創設した代表の3年松原です。

城野さん(以下 城野) KMITの「作家枠」活動している3年文芸学科の城野伊織です。一応、KMITでは「作家長」という役職についております。

橋本さん(以下 橋本) KMITの中で「作家枠」で活動している3年の橋本です。

――ありがとうございます。あの……いきなり質問で申し訳ないんですけど、「作家枠」とは何でしょうか?

松原 そうですね。KMITは「編集部」、「作家チーム」そして「イラストレーター」という三つに分かれてるんですね。城野くんはその中で作家チームを統括する役割をになっているわけなんですよ。

――本格的ですね! その中で城野さんは作家長という作家さんの統括する重要な役割に就かれてるという……

城野 まぁぶっちゃけ何もしてないんですけどね(笑)

――えっ?

城野 統括するというか、作家チームに関してはほとんど放任なんですよね。

ただ、「こいつ、面白い小説書くな」という学生を大学内で見つけたらそいつを引っ張ってきて、KMITのメンバーになってもらうということはしてます。

松原 ちょっと営業っぽい感じ。スカウトマンみたいな。

――あぁなるほど! なんかプロスポーツチームのゼネラルマネージャーみたいですね!

橋本 自分も最初、城野に誘われて、KMITに入ったんですよね。彼の誘いでここで小説書き始めたんですよ。

城野 ああそうだったそうだった。

松原 たしかに。

――やっぱりちゃんと仕事してるじゃないですか!

『編集部』中心の活動

20150803015600KMITが発行する月刊誌、アンソロジー、単行本など

――では、ちょっと話は変わるんですけど、KMITさんの活動内容について具体的にお聞きしたいです。

松原 はい。だいたい隔週水曜日に全体の集まりみたいなものを設けて、全体の連絡事項の確認や学園祭の打ち合わせ、あとはメンバーのタスクの進捗などを把握するようにしています。

――学校祭っていうのは、部誌のようなものを作って出展されるみたいな感じですか?

松原 そうですね。日芸(日本大学芸術学部)の場合、11月にある藝祭っていうのが一番大きな学園祭でそれが3日間あるんですけど、そこが大学内だと一番大きく……販売できるイベントっていうか(笑) なんかいやらしい言い方になってすいません。

で、あとは春に新入生歓迎行事で「春祭」って呼ばれてるのがあるんですけど、この春祭と藝祭の二つが日芸の二大学園祭みたいな感じになっています。そこでいつも「本」として新刊を出しています。

――なるほど。「編集部」「作家班」「イラスト班」の三つが力を合わせてそこで本を出すということですかね?

松原 だいたいそうですね。KMITの場合、「編集部」が中心的存在になっています。編集部が「じゃあ次の藝祭でどんな本を作ろうかな」という方針を決めて作家を募る感じなんですよね、サークル内で。

――募るんですか?

松原 はい。例えば「次回はこういう企画で本を出すので、このテーマで作品を書きたい方は返信をしてください」っていうのを作家班に連絡します。それで作家さんに作品を書いてもらう、という形で作っていますね、はい。

――なるほど。他になにかサークル内のイベントとかあったりしますか?そろそろ夏休みですけど、合宿とか?

松原 夏は行きます。日大の施設に格安で泊まれる施設があって、だいたい日芸の文芸学科に所属する学生だったりサークルは千葉の館山に行きます。みんなそうだよね?

橋本 囚人部屋みたい」って言っている人たちもいますが、合宿所自体は良いところです。

城野 ちょっと(笑)……まぁ人や状況によっては見え方が違うからね。感受性の違いね。

橋本 まぁね。うん。

月刊の『エトランゼ』、作家選抜の『ドロール』

エトランゼ

――では、KMITさんが発行している部誌の紹介をお願いします。

松原 はい。KMITでは『月刊エトランゼ』という小説雑誌を毎月発行しています。

――え? 毎月ですか?

松原 はい。作家さんにとってなかなか厳しいサークルです(笑)

橋本 鬼ですね。

城野 しかも、フリーペーパーなのでね。財政がね。

――なかなかキツそうな声も聞こえましたが(笑)でも月刊で作ってるなんてすごいですね。

城野 そうですよねすごいですよね、すごいバカですよね。

松原 そうなんですよバカなんですよね(小声)

城野 誰が言い出したんだろうねー。

松原 たしかあなたじゃない?

――あっ、これ月刊だからしかも「連載形式」にできるんですね!

松原 そうなんですよ!季刊誌とかだと短編しか載せられないじゃないですか? だから連載載せられる場所を作りたいということで。はじめたんですよ。

――素敵ですね!

城野 ただ連載形式ならではのエピソードとしては、去年僕が引き抜いてきた作家の一人が計12万文字の作品を掲載していたんですけど、まさかのそれで第一章しか終わっていないという事件がおきたんですよね(笑)「もちろん来年もやるぜ(白い歯がキラリ)」みたいなスタンスで。速筆という点に関しては化け物ですが「えっお前嘘だろ」と。

橋本 しかも、一ヶ月1万文字ペースで書いてきたとかではなく、連載1話目の締め切りにその12万文字送りつけてくるというのがまた……

城野 あれは衝撃だった……あ、あとKMIT独自の取り組みとしては、連載が終了すると単行本が出るんですよ。

――ええっ!! すごいプロみたい。

松原 今日は二つ持ってきたんですけど……これですね。

単行本

――うわっ! 売り物みたいです! カバーもしっかりしてるし! あっコレ城野さんのですか?

城野 そうですね。これ僕のですね。

松原 橋本くんも去年単行本化しています。

城野 ただ財政が……財政がきついので……(悲痛な声)

松原 ちょっと製本にかけられるお金がなかったので単行本は自分たちで製本しています。手作りですね。

――えっ、この高クオリティで手作りなんですか?

橋本 はい。だから製本するとき、KMITの部員がいる図書館の端っこは紙の束がばーっって積まれていて「ヤツらは何をしてるんだ?」みたいになるんですよ。

城野 やめなさい(笑)KMIT唯一の黒字出版これなんだから。ただ、単行本化は他の文芸サークルには出来ないことなので嬉しいですね。

――羨ましいですね。僕も単行本とか出してみたいです。……ちなみにこれはなんですか?

ドロール

松原 これは『ドロール』といってサークル内の作家のアンソロジーの雑誌になります。

城野 半年に一回出す雑誌ですね。ウチは実力主義のサークルなんでこの雑誌は作家を選抜するんですよ。

――作家を選抜するんですか!? エース級の作家が集うとかそんな感じで?

城野 それぞれの作家がプロットを出してもらって、そこから面白いものを選ぶ形です。

橋本 自分も運良く勝ち残ることができて、本の一番最初に載せてもら得ました。嬉しかったです。

――おお! おめでとうございます! エース作家の仲間入りですね!

最後に

――それでは、taskeyのユーザーにメッセージをお願いします!

松原 はい! 当サークル今年夏コミに受かりましたので宣伝させていただきます(笑)

一日目 東 ヘ59a

で出展いたします。

城野 夏コミは新刊でWebにもちょいちょい上げてるんですけど「女装男子」をテーマにしたアンソロジー作品集を出すつもりなのでよろしくおねがいします。あと「taskey見ました!」と言っていただければ、部誌の割引したいです。

橋本 ぜひブースに遊びに来てください!お願いします!

――楽しいお話が聞けて楽しかったです。本日はありがとうございました!

日本大学藝術学部非公認文芸サークル「KMIT」の公式taskeyアカウントをフォローしよう!

⇒taskey:@kmit_kemmy

 

The following two tabs change content below.
鶴田 和樹
鶴田 和樹
taskey学生ライター
リアルイベントのレポートやtaskeyを通じたイベント告知など、taskeyの最新の情報をお届けする学生ライター。関東圏にある大学の文芸サークルへのインタビュー記事を中心に、若い小説創作者やイラストレーターの活動を応援する記事を書いていきます!

関連記事

サークルインタビュー用 サムネイル画像

【文芸サークルインタビュー vol.3】 熊本大学文芸部

こんにちは、taskey U編集部の伊藤です。 日本全国の文芸サークルや大学・高校の部

記事を読む

seoia

【文芸サークルインタビュー vol.5】 熊本大学文芸サークルセピア

こんにちは、taskey U編集部の伊藤です! taskey Uでは、学生小説クリエイ

記事を読む

三田文學サムネイル画像

【文芸サークルインタビュー vol.2】 慶應大学三田文學塾生会

こんにちは! taskeyU編集部の鶴田和樹です。 taskeyUでは、学生小説クリエ

記事を読む

四季凪 正方形

【文芸サークルインタビュー vol.1】 早稲田大学文芸創作CIRCLE 四季凪

はじめまして! taskey U編集部の鶴田和樹です。 今回からtaskey Uでは、

記事を読む

macsc
執筆環境激烈改善! Macショートカット入門(基本編)

どーも、NURE-Mこと横滑り木偶臣です。 マウスを使った操

higashinokeigo
東野圭吾入門 勝手におすすめ傑作5選

好きな作家として名前を挙げるとミーハーだと思われてしまう東野圭吾氏

tvgame
コンピューターゲームと小説創作の関係性

こんにちは! taskey U編集部の飯泉です。 私を含め、

simplenote
スマホの小説執筆にメールよりSimpleNoteをおすすめする3つの理由

なにが薄毛かって聞かれると、基本的に前髪が目にかかりません──どう

beginner
初めて小説を書くときに「異世界もの」を避けるべき5つの理由

こんにちは! taskey U編集部の飯泉です。 「初めて小

PAGE TOP ↑