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【文芸サークルインタビュー vol.5】 熊本大学文芸サークルセピア

公開日: : 最終更新日:2016/02/26 学生サークルインタビュー

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こんにちは、taskey U編集部の伊藤です!

taskey Uでは、学生小説クリエイターの活動を応援するために、日本全国の文芸サークルや大学・高校の部活等に突撃して、活動内容やサークルの雰囲気などを紹介させていただいております。

5回目となる今回は、私も所属している熊本大学文芸サークルセピアの部長・野良犬と、副部長の雪瀬卯花(以下、雪瀬)に話を伺いました!

冊子は年に4回発行

――まずは、普段の活動について簡単に教えていただけますか?

野良犬 月・金の18:00~19:00に部会をしていますが、ここでは雑談や企画の話し合いが主になりますね。

部誌『ラピスラズリ』は、年に4回「新歓号」「七夕号」「紫熊号」「新春号」を発行しています。
部誌を発行した後には、掲載されている作品の批評も行います。

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2015年の「七夕号」。一冊ずつ丁寧に作り、無料で配布。

――この辺りは、去年からずっとやってますね(笑) 今年の特徴的な活動はありますか? 例えば、イベント参加とか…。

野良犬 一昨年と昨年に引き続き、今年も熊大の学園祭「紫熊祭(しぐまさい)」に出店します。店頭に部誌を置いて、それを頒布することを目的としているんですけど、それだけだと人が来ないので、食品も提供します。

――一昨年は豚汁、去年はサーターアンダギーでしたが、今年は何を作るんですか?

野良犬 今年は馬肉を使った「馬汁」を作る予定です。読み方は…「ばじる」で!

――なんかハーブみたいな名前になりましたね(笑)

――現在、部員はどのくらいいますか?

野良犬 LINEのグループに入っている人を見ると、だいたい30人くらいはいますね。毎回出席する人を考えると、もうちょっと少なくなりますが…。

男女比は、全体的に見ると半々くらいだと思います。今年は一年生が多いので、全体的には少し男が多いかもしれません。

――サークルメンバーには、どんな人が多いですか?

野良犬 学部でいうと、文学部と工学部が多いです。

――文学部は総合人間学科と歴史学科が多いイメージ。工学部は情報電気電子工学科の人が多いような気が…。

野良犬 そうですね。一年生には文学科の人が何人かいるんですけど、それ以外だとあんまり文学科はいないような気がしますね。

「どんな人がたくさんいるか」ということでいくと、サブカル系の人が多いですね。
でも、そんな内気な人が多いわけではなくて、社交的なサブカルの人が多いです。
月・金の活動も雑談がメインなので、皆喋るために来てるって感じです。だから、もしかすると喋るのが嫌いな人はあまり向いていないかも…?

――確かに、みんな部会に来て趣味の話とかしてますよね…。

野良犬 だから、もしかすると喋るのが好きじゃない人は、少し居心地が悪いかもしれません。寡黙なザ・文学少年みたいな人はあんまりいないですね。

――ラノベとかエンタメが好きな人が多い?

野良犬 そうですね。サークルとしては、別にそういう人が入ってきてくれても、バラエティ豊かになってありがたいんですけどね!

――なるほど…。趣味について語ることが多いということですが、部員内で共通の趣味とかありますか?

野良犬 サブカル系の趣味を持っている人は多いですけど、結構バラバラに散っているという印象です。カラオケとかアニメが好きな人は多いですね。二次会はほぼ確実にカラオケに行きます。

――そういえば、部員内でアニメ鑑賞会したりするね!

野良犬 そうですね。あと、一部麻雀が好きですけど…。

――僕の一個上の代が、特に麻雀好きだったね(笑)

野良犬 そうですね。その伝統は、ちょっと途切れつつありますけど(笑)

最新の部誌について

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「七夕号」表紙絵のカラーバージョン。ペンギンと人魚がキュート!

――最新の部誌を紹介していただいても良いですか?

雪瀬 今回の七夕号は1年生がたくさん書いてくれたので、とにかく「新鮮」です。
今までのセピアとは、傾向が少し変わったかなあという感じです。

野良犬 確かに、今までのセピアじゃない感じがします。

――僕もそれは感じました。今までのセピアの部誌って、どんな感じだったっけ?

雪瀬 私たちの一個上の世代までは、誰かが手首を切ったり、しめやかに人が死んでくような話が多かったんですよね。
でも、私たちの代からは、ハートフルな小説を書く人が増えました。
あと、歴史学科の人も多いので、日本史の知識に基づいた小説を書く人も多いですね。
なんといっても、小説内での致死率が減りました(笑)

それで、私たちの1個下の2年生は少なくて3人しかいないんですけど、今年は一年生がたくさん入部してくれて、10人くらいいます。
さっきも言ったように、私の代ではハートフルな小説が増えたんですけど、1年生の入部によって、また小説内の致死率は上がったように思います。
でも、自分で自分を…という感じではなくて、他人を巻き込む話が増えたのは変化かなと思います。ちょっと治安が悪くなったかもしれません(笑)

――そういえば、僕の上の代も人が死ぬ話が多かったような…。「この部誌では何人死ぬのか?」みたいな話題があったり。

雪瀬 となると、私たちの代がおかしかったのかもしれません(笑)

――かもね(笑) 学年毎の特徴ではなくて、今回の七夕号の傾向とかはありますか?

雪瀬 一応「七夕号」と銘打っているので、七夕関連の作品も二、三編はありました。

野良犬 これまでは、「七夕号」というと七夕の話ばかりが集まっていたので、そこは少し違うところです。

雪瀬 そういえば、「夏なのでホラーを書いてきました!」っていう人もいましたね。

あと、今思い出したんですけど、新歓号のときは「作中でなるべく人を殺さないように」と編集から指示を出していました。

――人を殺さないように…? どうしてですか?

雪瀬 新入生に、そういう作品を書く人ばかりがいるサークルだという印象を与えたくなかったので…。
その分、今回の「七夕号」ではそれぞれの部員の特徴というか、「本性」が現れていると思います。

――なるほど!

部員の誕生日をお祝い!

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編集担当の雪瀬さんが描いた表紙絵など。

――最近、サークルで起きたエピソードは何かありますか? ちなみに、熊大文芸部は部員の誕生日を皆で祝った話をしてくれました。

雪瀬 それ、この前似たようなことがあったじゃないですか。その場に先輩もいましたよ!

――え、そうだっけ?

雪瀬 この前、七夕号のお疲れ様会で部長の誕生日ケーキを3年生で用意したじゃないですか(笑)
居酒屋の近くでケーキを買ったんですけど、部長はいつも待ち合わせ場所に早めに来るので、ばれないように用意するのが大変でした。

なので、部長(野良犬)の注意を逸らす作戦を…。

――作戦とは?

雪瀬 ケーキ屋さんから待ち合わせ場所が丸見えなんですけど、部長は背が高いので、来たらすぐに分かると思って見張っていました。で、来たら注意をそらしに行こうと思っていて。

居酒屋にケーキを持っていくのも、プレゼントを買うのも待ち合わせ場所の近くでやっていたので、びくびくしながら用意していました。

野良犬 その頃、僕は近くのTSUTAYAに早めに来ていたので、待ち合わせ場所で早めに待っていなくて良かったです(笑)

――僕の知らないところでそんなことが…。

雪瀬 部員同士の仲が良いので、そういうときに連携が取りやすいのは良いところだと思います。

あと、これはエピソードとは少し違うかもしれないんですけど、去年の終わりくらいから広報活動に力を入れるようになりました。

今までは勧誘のポスターを貼ることもなく、ただ入学式でビラを配るだけだったんですけど、人数が少なくなってセピアの存続が危ういところまで来てしまって…。

今年は広報を頑張ろうということで、私がポスターを描きました。

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構内に貼ったポスター。「君の言葉は、星になる」というキャッチが印象的。

雪瀬 それから、今までTwitterアカウントが無かったんですけど、春になって作っても遅いかなと思って、冬のうちに作りました。おかげで、今年は新入生が十人以上入ってきてくれたので嬉しいです。

――そういば一年生で思い出したんだけど、一年生のための企画があるとか…?

雪瀬 そうですね。一年生だけが参加するというわけではないんですけど、まだ小説を書くのに慣れていない人たちのために、テーマを決めて作品を書いてきてもらって批評をしようという話になっています。ちょうど今日、この後にやります。

この企画は、次の紫熊号に向けての練習という意味合いが強いですね。今までは文芸経験者が多かったんですけど、今年は初心者が多いんですよね。今の二年生も、途中で入ってきた二人が未経験者ですし、練習の機会が必要かなあと思って。

作品も多いので、がっつり批評というわけにはいかないと思いますが、読んで感想を言いあうみたいなことができれば良いなと思っています。

――なるほど!

最後に

――最後に、taskey Uを読んでいる方々にメッセージをお願いします!

野良犬 セピアは基本的には小説を書く人が集まるサークルですが、過去には俳句や短歌を寄稿した人もいますし、絵を描くのが好きな人もいます。だから、文芸を中心に多様な創作活動をできる場を提供できるのではないかと思っています。

あと、Twitterでも情報を発信しているので、是非そちらものぞいてみでください!

――セピアの今後について聞くことができて楽しかったです! ありがとうございました!!

セピアのTwitter→@bugeisepia

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伊藤 祥太
伊藤 祥太
「よく読み、よく書く」をモットーに。小説執筆に役立つ記事を書いています。「無間書房」という文芸同人の代表をしています。

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