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波乱の展開にゾクゾクしちゃう警察小説10選

公開日: : 最終更新日:2016/02/26 おすすめ小説

keisatsu

taskey Uアンバサダーの神田澪と申します。
今回ご紹介するのは、相次ぐ映像化でも話題となっている「警察小説」です。

最後まで気が抜けない展開、複雑に絡まり合う人間関係……。ページをめくる手を休ませない、ドラマチックなストーリーが魅力です。

普段はエンタメ系の小説を書いている私ですが、実は無類の警察小説ファンでもあります。

今回は、そんな私が選りすぐった警察小説を10作品紹介させていただきたいと思います。

警察の仕組みや業界用語も学べるため、サスペンスやミステリーに挑戦したい人は必見です!

雫井脩介『犯人に告ぐ』

ベストセラーとなった著者の代表作。

マスメディアが発達した現代では、『劇場型犯罪』という言葉を耳にする機会も多くなってきましたが、この作品ではその逆である『劇場型捜査』が行われます。
なんと、警察自らがマスコミを用いて捜査活動をするのです。

(※参考 劇場型犯罪-Wikipedia

警察小説を読み慣れている人にとっても、斬新で期待感の高いストーリー。
誰が味方で誰が敵なのか……最後まで目が離せません。

今野敏『隠蔽捜査』

『隠蔽捜査』シリーズの第一巻。
吉川栄治文学新人賞を受賞した作品です。

注目すべきは、警察小説には珍しく、キャリア官僚の活躍を描いているという点です。

いっそ清々しいほどにキャリアとしてのプライドを持っている主人公が、組織という枠組みの中でどう動いてくのか。

サスペンスとしてだけではなく、ヒューマンドラマとしても楽しめる一作となっています。

今野敏『リオ 警視庁強行犯係・樋口顯』

こちらも警察小説の名手、今野敏の著作。

『リオ 警視庁強行犯係・樋口顯』は、「樋口顯」シリーズの第一巻です。

警察小説の主人公というと、強気で正義感に溢れて……というタイプが多いのですが、『リオ』の主人公、樋口顯は違います。
弱気で自己評価が低く、苦労人。

『リオ』では、そんな彼の胸の内がこと細かに描写されています。

同世代の人であれば、共感するところも多いかもしれません。

そんな彼が様々な葛藤の上、事件の真相に近づいていき……。

じっくりと味わって読みたい小説です。

佐々木譲『警官の血』

テレビドラマ化もされ、そちらも人気となった作品です。

見所は、祖父、父、息子、と三代に渡って警官となった男たちの人間模様。

単なるミステリーにとどまらず、「人間」そして「警官」を丁寧に描き上げています。

時系列を追って進むストーリーは読み応え抜群。

読了後は、『警官の血』というタイトルについて深く考えさせられます。

誉田哲也『ストロベリーナイト』

姫川玲子シリーズの第一作。
テレビドラマ化でも話題になりました。

次々と現れる変死体は、実は「ストロベリーナイト」という恐ろしい催しと関係があるようで……というストーリー。

女性刑事・姫川玲子が様々な壁にぶつかりながら真相へとたどり着いていきます。

個性豊かな警官たちの掛け合いが絶妙です。

松本清張『点と線』

松本清張ブームのきっかけとなった作品。

ありふれた情死体だと思われたが、捜査をしてみたら実は……というお話です。

完璧とも思えたアリバイを崩していく、執念に溢れた地道な捜査には手に汗握ります。

『点と線』の連載がスタートしたのは1957年ですが、今なお多くの人を魅了する、不朽の名作です。

高村薫『マークスの山』

直木賞を受賞した『マークスの山』は著者の代表作となりました。

連続殺人事件を起こした犯人と、それを追い詰めていく警察。

犯人側と警察側、両方の視点で物語を読み進めるうち、切なさに胸が締めつけられます。

内容もさることながら、独特の文体も魅力の一つです。

五十嵐貴久『交渉人』

交渉のエキスパートである主人公と、立てこもり犯との攻防戦を描いたストーリー。

巧みな誘導によって解決に向かうかと思われた事件は、意外な方向に転んでいきます。

「なるほど、あれが伏線だったのか!」と驚くこと間違いなし。
最後まで目が離せないスリリングな展開に注目です。

逢坂剛『百舌鳥の叫ぶ夜』

人気の「百舌」シリーズ第一巻。
西島秀俊さんが主演したテレビドラマが記憶に新しいですね。

主人公は、爆発事件によって妻を亡くした警視。

誤爆だったのか、それともテロか……事件の捜査を進めるうち、謎はますます深まっていきます。

張り巡らされた伏線が回収されていく様は正に爽快。

スピード感のあるストーリーが、クライマックスに向けて読者をぐいぐい引っ張っていきます。

横山秀夫『動機』

四つの短編小説が収録された作品。
そのどれもが傑作と言って良い、珠玉の短編集です。

無駄のない文章と、短い中でもきっちりまとめる構成力は、短編小説を書く上でとても参考になります。

タイトルにもなっている冒頭の作品『動機』は、警察小説を読むのが初めてという人にもおすすめです。

ミステリーに人間ドラマにと、様々なエッセンスがギュッと詰まった小説になっています。

おわりに

以上、おすすめの10作品を紹介させていただきましたが、書店に行けばまだまだたくさんの警察小説が並べられています。

ぜひ手に取ってみて、お気に入りの一作を見つけていただければ幸いです。

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神田 澪
taskey Uアンバサダー。全国にときめきを届けたい大学生ライター。ゲーテとゲームが好き。taskeyではエンタメ小説を書きつつ、時々センチメンタルポエマーになります。

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