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魅せる! 映像ドラマを書きたい・撮りたいあなたへ伝えたい3つのこと

公開日: : 最終更新日:2016/02/26 その他

drama (1)

初めまして。taskey Uアンバサダーの仲間入りをしました、双葉彩葉です。
皆さまが執筆をしたり新しいことに挑戦したりするお手伝いができるよう、頑張ります!

さて、今回はドラマなど映像作品の脚本を書きたい・撮りたいと思っている方へ伝えたい3つのこと。
いい小説がかければいい脚本がかけるというものでもないのです。

私の脚本執筆失敗談から得られたことを、ここに書き記したいと思います。

何を魅せたいか

drama (2)

小説は、風景も心情も行動も時間の経過も、全て文字だけで作り上げますよね。
それに関しては皆さん日頃から苦労していることでしょう。

対する映像作品は、すでに風景が存在しています。一見するとそれは描写の手間が省ける分楽になったじゃないか、と思うかもしれませんが、残念ながら違います。
映像で表す時は、文字で表す時よりずっと、風景や人物の動きに凝らなければならないのです。

同じ場所でずっと登場人物が喋っているだけのドラマでは、いくらセリフが面白かったとしても興ざめしてしまいますよね。

映っている場所、人物の行動……それだけではなく、アップで撮るのか引きで撮るのか、どんな角度で取撮るかなども決めていかなければなりません。
また、何が映っているかという僅かな違いが、視聴者の受け取り方に大きな違いを与えます。

私がそれを痛く感じたのは『時系列がよく分からない』と言われた時です。

私は、時間が順番に過ぎてゆく単純な話を書いたのですが、夕方のシーンなのに太陽が真上にあったため、見ている方は時間の流れが分からなくなってしまったようです。

光の映り方一つでこんなにも受け取られ方が変わってしまいます。そして、時には伝わらなくなってしまうこともあります。

ただ、風景をうまく利用できれば、言葉にしなくても感情を表現できることができます。
水道からポタリと落ちる雫。
教室に一つ残された筆箱。
そんなシーンを挟むだけで、見ている人に何かを伝えることができますよね。

四角く切り取られた世界で何を魅せたいのか。
綺麗な風景なのか、登場人物の真剣な表情なのか、喜びなのか、悲しみなのか。

脚本を書くときには、画面の隅々までを把握してみてください。

できることにシフトチェンジ

drama (3)

『街に大量のチラシが貼ってある』
かつて私は脚本にそう記しました。

けれど、現場に行って気づきます。そんなことは不可能だったのです。
街には人が溢れているし、お店の窓に勝手に紙を貼っていいわけはありません。
結果、大量に印刷して用意した撮影用のチラシは行き場をなくしてしまいました。

そうなれば、その後の予定は狂ってしまいます。予算も無駄になってしまいます。
そうなる前に、脚本を書く側は本当にそれが再現できるのかどうかを考えてみる必要があります。

人がいない渋谷の交差点の真ん中で立ち止まる。
市立図書館の中で追いかけっこをする。
ブランドものの鞄で溢れた部屋へ入る。
小説としてはいくらでも表現できますが、少なくともアマチュアの映像作品ではなかなか再現できることではありません。

できないならば、それをあえて我慢して別のシナリオを作る必要が出てきます。
ただ物語を綴るだけではなく、できるかどうかを常に考えて判断をし、できることにシフトチェンジをする。

書くことに夢中になると忘れてしまうことがありますが、常に頭の片隅に置いておく必要があります。

仮編集をしてみる

drama (4)

脚本に穴があるかどうか。それは、撮った段階ではわからないこともあります。
だから、今まで撮ったシーンをとりあえず並べてみて仮の編集をしてみるのです。
映像の切り取り方を工夫したりシーンの切り替わりに凝る必要はありません。
あくまでも仮の編集です。

仮編集をすると、脚本として甘いところや変えたほうがいいところがよく見えてきます。
場面展開に違和感があれば、別のシーンを付け足す必要がでてくるかもしれません。
役者が力不足で演じられないのであれば、脚本家であるあなたが内容を変更してみる必要があるかもしれません。

私は、すべてのシーンが撮り終わったと安心していたら『ここの場面展開は急すぎてついていけない』と指摘されてしまったことがあります。
その後、新しい繋ぎ用の場面を撮り直すのは正直とても面倒くさいものでした。

一つにまとめて書き直すところを吟味する。
少し面倒かもしれませんが、とにかく一度、完成だと思う前に仮編集をしてみてください。

本編集をした後に脚本を編集しなおす必要があるとわかれば、あなただけではなく、一緒に作っている方々も嫌になってきてしまいますよね。

まとめ

いかがでしたか。
脚本を書くことはたやすくありません。
相手に文字を見せるのではなく、文字から創りだした風景を見せるのですから。

ただ、脚本を書いたり撮影をしたりすることで身につけたコツは、小説を書くときにも使うことができます。
隅々まで風景に凝ることができるようになれば、それだけ風景の描写の幅が広がるのです。

難しいことだからといって諦めないでください。
自分のさらなる成長のため、機会があれば映像作品の脚本作りに挑戦してみてはいかがでしょう。

以上、双葉彩葉がお送りしました!

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双葉 彩葉
taskey Uアンバサダー。双葉彩葉(いろは)。『小説家のたまご』たまごライター一期生。 得意なジャンルはSFやファンタジーなど現実とは少しずれた世界観を描くこと。今後の課題は情景描写と印象に残る特徴的な登場人物を書くこと。 小説家を目指し、日々様々なことに挑戦中。

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