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長編を書く癖のある人が短編小説を書くための5つのコツ

公開日: : 最終更新日:2016/02/26 小説ノウハウ

短編ノウハウ1
こんにちは! taskey U編集部の飯泉です。

小説を書こうとしたとき、構想段階のまま長い話になってしまうことはありませんか?

自分の好きなものを詰め込んだり、登場人物に愛着が湧いてくる内に、想定よりも長い物語になってしまった…という方も多いはず。

しかし、最初から長編小説を書くのは大変です。構想もまとまりにくくなりますし、執筆を始めても完結まで時間がかかってしまいます。

完結していない長編小説を、たくさん抱えてしまうクリエイターの方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回は「つい長編を書いてしまう・考えてしまう」人のための短編作りのコツを5つ紹介します!

つい長編を書いてしまう人が短編を書くためには

短編ノウハウ2
「つい長編を書いてしまう」という癖のある方は、書きたいシーンや設定がたくさんあるのではないでしょうか。

この登場人物のこんなカッコいい場面を書きたい、こんな一面を見せたい、こういう設定を活かしたい…など、書きたいものを1つのストーリーに収めようとすると、どうしても長い作品になってしまいますよね。

それらを一度バラバラに分けて、1つの要素で1つの短編を書くということに挑戦してみるのはいかがでしょう。

長編の執筆は、かなり長い時間のかかる作業。さらに、ページが増えすぎると新規読者がつきにくい、というデメリットもあります。

「短編を書く」ということ自体に慣れておくと、長編を書いている途中で気分を変えるために短編を書くことができます。

完結したときの達成感は短編の方が感じやすいですし、新しい読者との出会いも多くなるはず。執筆活動のモチベーションを維持しやすくなります。

短編を書くメリットについては、こちらの記事でも紹介しています!

短編を書いて学べる、小説執筆に役立つ4つのこと | taskey U短編を書いて学べる、小説執筆に役立つ4つのこと | taskey U

短編にまとめるための5つのコツ

短編ノウハウ3
では、実際に「長編のつもりで考えた構想」の一部を短編にするとき、覚えておきたい5つのコツをご紹介します。

①主人公1人に集中する

長編作品は、人物関係やストーリー展開の都合により、人物がたくさん登場する傾向があります。

短編を書くときは、メインとなる登場人物1人、サブキャラクター2、3人程度に絞りましょう。

物語の長さによって、最適な登場人物の数は変わってきます。

こちらの記事も参考にして、短編を書くときの人数を考えてみてください!

小説に適切な登場人物の数とは? | taskey U小説に適切な登場人物の数とは? | taskey U

②発生するイベントは1つにする

たくさんのイベントが連続して、もしくは同時多発的に発生するのが長編だとすれば、その内の1つだけを集中して書くのが短編です。

恋愛ジャンルでしたら「告白」が1つのイベントになります。

アクションジャンルでは「特定の敵を倒すこと」、ミステリージャンルでは「1つの事件を解決すること」が短編化のときに使いやすいイベントでしょう。

書きたいイベントや、短編にまとめられそうなイベントを1つ決めて、それを中心にストーリーを進めるようにしましょう。

③設定は必要最低限

長編を書くつもりで決めた設定は、短編の中で全てを出すことができません。

イベントや登場人物によって、必要な設定と不必要な設定が存在するはずです。

短編の中に、ストーリー上関係のない設定を入れる隙間はありません。

必要のない設定は登場させず、「裏設定にしておく」という気持ちを持ちましょう。

④シナリオは三章か四章で構成する

長編でも短編でも、物語の展開は「序破急」や「起承転結」が基本。

「起承転結」については、taskey Uでも紹介いたしました。

物語の基本!起承転結を取り入れよう | taskey U物語の基本!起承転結を取り入れよう | taskey U

短編を書くときは三章か四章で構成すると「序破急」や「起承転結」を意識してプロットを組み立てることができます。

最初に章立てを決めることで、執筆時にプロットを無視して話がずるずる長引くことを回避しましょう!

⑤テーマや発生イベントに関係ないものは出さない

短編は、可能な限りコンパクトにまとめるのがコツ。

ストーリーの中心となるイベントに関わらないシーンを書くことは、読者への余計なミスリードになってしまったり、「回収しきれていない伏線」に繋がったりする可能性があります。

短編作品は完結しやすいですが、その分、あとから加筆や修正をするのが億劫になりやすいもの。

書く前に、「このシーンは必要かな?」と考えることで、1つの短編としての完成度が高くなるはずです。

物足りなかったらもう一本書く、という気持ちで

短編ノウハウ4
1人の登場人物や1つのイベントを中心にしただけの話では、なんだか物足りない。そう思う方もいると思います。

ですが、クリエイターが書く作品数に上限はありません。

物足りない、書き足りないと思ったら、もう1本短編を書いたり、長編にチャレンジしてみればいいのです。

「このシーンはこのストーリーに必要ないから、もったいないけどボツにしよう」ではなく、「このシーンは今回書けないけど、次に書くストーリーには組み込めるようにしよう」と考えるようにしましょう。

おわりに

いかがでしたか?

書きたいものが10個あったとして、1本の長編にまとめるか、10本の短編を書くかは人それぞれ。

いきなり長編を書くのは大変、という方は、短編作りに挑戦してみてくださいね。

taskeyで小説を書く→taskey | 世界中のクリエイターと共に、スマートフォン小説をつくろう

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飯泉 涼花
飯泉 涼花
文章を書くことばかり考えています。大学では小説創作を専攻し、創作のノウハウや批評の仕方などを学んできました。クリエイターのみなさまの創作意欲を刺激する記事が書けるよう、頑張ります!

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