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ひらがな・漢字のバランスは大丈夫?小説を書くとき、ひらがなにした方がいい漢字の見分け方

公開日: : 最終更新日:2016/02/26 小説ノウハウ

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読みやすい文章を書こうとして、意味を伝えやすい漢字を多用していませんか?

表意文字である漢字は、読み手が「なんとなく」意味を感じとることが可能ですが、漢字ばかり使った文章が読みやすいとは限りません。

ひらがなと漢字は使用率のバランスが大切。

同時に、校正や編集の時間を減らすために、同じ単語なのにひらがなだったり漢字だったりする「表記ゆれ」も避けるようにしたいところです。

今回は、いま書いている言葉をひらがなで書くべきか、漢字で書くべきかの判断をつける方法をお伝えします。

漢字使用率は30%くらいが最適

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まず意識しておきたいのは、読みやすい「ひらがな:漢字」の比率です。

以前taskey Uで紹介した漢字使用率チェッカーによると、文章中の漢字使用率は30%前後が最適とされています。

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もちろん作風やジャンル、世界観によっても丁度いい漢字使用率は変わりますが、「日本語で書かれた現代的な小説の文章」として読みやすい比率を守りたいですよね。

また、当然のことですが、文豪の作品とweb小説にも大きな差があります。

文豪の作品は、漢字が多くても「とりあえず読んでおけば損はしない一般知識」として読む人がいます。

ただでさえ、美しい文章で書かれた名作が青空文庫に収録され、無料で読める現代。文豪たちの作品に対し、web小説は面白さだけでなく、読みやすさでも勝負しなければなりません。

「誰かに読んでほしい」と思っているのなら、名作で使われている漢字をそのまま自作でも漢字表記にするのは少し考えた方がいいでしょう。

ひとつの指標として、「漢字使用率30%」を目指してみてはいかがでしょうか。

「ひらく」べき漢字

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では、どのような漢字をひらく(ひらがなにする)べきでしょうか?

現在出版される書籍には、ある程度の編集マニュアルが出版社ごとに作られています。

過去の作品が編集されることはほとんどありませんが、新しく出版された書籍はおおむねこのような言葉をひらいています。

「~して見る」「~出来る」などの補助動詞

他の言葉に付属して意味をもつ言葉は、ひらがなにしてもいい言葉。

「想像して見る」「想像出来る」といった言葉は、「想像してみる」「想像できる」と書くようにしてみましょう。

「躊躇う」「流行る」など、既存の言葉に送り仮名をつけたもの

これらの言葉はほとんど当て字のようなもの。

文芸創作系の大学では教授が元・編集者であることが多いのですが、授業では「送り仮名を消したときに他の読み方ができる単語はひらけ」と言われました。

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「躊躇う」は画数も多いので、文章全体の見やすさに大きな影響を与えやすい言葉ですね。

「事」「時」「物」などの形式名詞

ついつい変換してしまいがちな言葉。

「~という事」や「~する時」、「~と呼ばれている物」のような文に登場する「事」「時」「物」は、ひらがなにすることで文章のとっつきにくさを減らすことができます。

「然し」「又」などの接続詞

国語の授業で古文を学ぶ中学・高校程度の学生が変換しやすい言葉でしょうか。

大学に入って数年すると実感するのですが、このような漢字の使い方はほとんど古文・古典にしか登場しません。

古典調の話を書きたいときは使ってみてもいいかもしれませんが、どこかで読みやすさのバランスをとりたいですね。

普段読んでいる本の中に、普段書いている漢字を探してみる

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「このあたりの漢字はひらいた方が読みやすい」という話が出ると、必ずと言っていいほど「そのくらい読めるでしょ」という反応があるように思います。

しかし、「読める」と「読みやすい」は違うはず。

読みやすい文章を目指すなら、やはり編集が入った書籍の文章を参考にすることが大切です。

「この漢字、実は読みにくいかも?」と思ったときは、同じ言葉を普段読んでいる小説から探してみてください。

その言葉は、漢字で書かれているでしょうか。それとも、ひらがなで書かれているでしょうか…?

おわりに

いかがでしたか?

読み手と書き手では、文章や漢字のインプット量が当然のように変わってきます。

「もっと他の人に読んでほしい!」と思ったら、まずは読者にとっての読みやすさを追求して漢字使用率を変えてみるのはいかがでしょうか。

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飯泉 涼花
飯泉 涼花
文章を書くことばかり考えています。大学では小説創作を専攻し、創作のノウハウや批評の仕方などを学んできました。クリエイターのみなさまの創作意欲を刺激する記事が書けるよう、頑張ります!

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