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【文学フリマ東京こぼれ話】「架空派」のここがすごい!

公開日: : 最終更新日:2016/02/26 おすすめ小説, イベントレポート

架空派1
ご無沙汰しています! taskeyアンバサダーの双葉彩葉です。

文学フリマが終わり一ヶ月以上経ちました。私は次回の文学フリマのために執筆を進めなければと傍らで思いつつ、年末年始の多忙さに頭を悩ませております。

文学フリマに参加した各サークル様は次回に向けて作品作りの案を練り始める頃でしょうか。

遅くなりましたが、文学フリマ戦利品紹介記事の一つとして、「架空派」様の『氷見入町千木一丁目赤鳥居前』について紹介しようと思います。

『氷見入町千木一丁目赤鳥居前』とは

IMG_4556

『氷見入町千木一丁目赤鳥居前(ひみいりちょう せんぼくいっちょうめ あかとりいまえ)』とは、2015年11月の文学フリマに初出店した「架空派」というサークルの第一アンソロジー集です。この本には少し変わったルールが存在しています。

それは、舞台が「氷見入町」であること、そして「クスツヌ」という言葉が出てくることです。

氷見入町がどんなところであるのか、クツヌスが一体どういうものであるのかは、作者によって異なります。例えばクツヌスは、怪異であったり、神様であったり、おまじないの名前であったり、俗語であったり……
そんな違いを楽しみながら読んでいるといつの間にか「クスツヌ」が全ての意を孕んだ呪いの言葉のように思えてくるんです。
いろんなクスツヌが重なって、短いけれどお腹が満たされる、そんな一冊でした。

私がとりわけ興味をそそられたのは鹿野¥、。(しかの えんてんまる)さんの『さかさま』です。
結末が見えてきたところでまさかのクスツヌの登場。さかさまの意味に気がついたときはぞくりとしました。
また、超現実的な作品が多い中、徒川ニナさんの『タラシメ』は現代の日常の一ページをそのまま描いたような作品で印象的でした。あのクスツヌの使い方は、私では絶対に思いつかなかっただろうと思います。

個性的な七つの物語が集まった氷見入町千木一丁目赤鳥居前。

では、この一冊を作り上げた架空派とはどんなサークルなのでしょうか。

架空派とは

架空派2
架空派ができた経緯についてをサークルの方にお聞きすることができました。

(架空派は)もともとCRUNCHMAGAZZINEなどの小説投稿サイトのユーザーが集まってできたサークルです。
得意とするジャンルはみんなバラバラ。
作品の傾向というよりは創作に対する姿勢が似ているひとたちが集まったサークルだと思います。

氷見入町を先に読んでいたため、確かに、と納得してしまいました。
アンソロジーを作る上でジャンルが違うというのは、なかなか面白いことですよね。
飽きることなく全ての作品を楽しむことができるのですから。

気になる架空派の次回作があるのかどうか、今後の活動予定についても伺いました。

架空派の今後の活動予定

架空派3

先月初の文学フリマ出店を果たしたので、これからは少しずつ対外的な活動にも目を向けていきたいですね。
具体的な予定はまだきまっていないのですが、また文学フリマ等のイベントにも参加できたらと思っています。
これまでと同じように読書会(メンバーの作品を読んで感想を言い合う会)なども引き続き行ってお互いの創作活動を充実させていきたいです。

これを聞いて初めて読書会という存在を知りました。
サークル内で作品の感想を言い合うって、文字書きにとってはとても羨ましいイベントですよね!
そして、今後もイベントに顔をだされるかもしれないということ。
氷見入町に次ぐ架空派の新作に期待です。

まとめ

一読した時から氷見入町に夢中になった私ですが、架空派の中身について知り、余計に興味が深まりました。
今後も文学フリマに出店されるサークル様に目を向けていきたいと思います。

また、今回質問に答えてくださった架空派の皆様、ありがとうございました。今後のご活躍を楽しみにしております。

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双葉 彩葉
taskey Uアンバサダー。双葉彩葉(いろは)。『小説家のたまご』たまごライター一期生。 得意なジャンルはSFやファンタジーなど現実とは少しずれた世界観を描くこと。今後の課題は情景描写と印象に残る特徴的な登場人物を書くこと。 小説家を目指し、日々様々なことに挑戦中。

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