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taskey小説家インタビュー Vol.13 「鳥越丈二郎」

公開日: : 最終更新日:2015/11/13 インタビュー

みなさんこんにちは!taskey U編集部(以下、「編集部」)です。

最近は外もすっかり冬の装いですが、taskey Uをご覧の皆様におかれまして、お体を崩しておられる方などいないでしょうか?

 

taskey Uでは、定期的に現役小説家へのインタビューを行っています。普段気になるあの小説家の素顔に、編集部が迫るというの人気企画です!

好評のシリーズ第13弾は、『死番屋始末伝』等、情景描写に富んだ歴史小説に定評のある小説家、鳥越丈二郎さんです。

作品ピックアップもさせていただく『死番屋始末伝』は、第二回Eエブリスタプレミアムコミック原作賞・決勝通過作品でもありますので、実力派作品が生まれた背景についても注目いただければと思います。

 

それでは、早速、インタビューの内容を見てみましょう!

小説家としてのキャリアと、時代に合わせる柔軟性

編集部:鳥越さん、初めまして!本日はよろしくお願い致します。本日はお忙しい中ありがとうございます!!

編集部:早速ですが、taskey Uをご覧の皆様に、自己紹介をお願いできますでしょうか?

はじめまして。小説を書き始めてもう十一年、なのにまだまだ未熟者、鳥越丈二郎と申します。

小説を書こうと思ったきっかけは、隆慶一郎先生や藤沢周平先生の作品等に強い影響を受けたのが始まりでした。

ご存知のように両先生ともすでに他界されていて、もっと新作を読みたいのにもう既存の作品しか読めない。

それなら自分が先生方のような心躍る時代小説を書こうと思い立ったのがきっかけです。

今ではなんと無謀な事を考えてしまったのだろうと思っているんですが…笑

編集部:ありがとうございます。読み手としての小説への思い入れが、小説の書き手へと展示させていく原動力になっていたんですね。実際に執筆を行ってみて、それまでに見ていた作品の著者を更に尊敬するという感情にも共感します。

編集部:最近スマートフォンを利用して小説を書く・読むことが徐々に増えてきている実感があるのですが、鳥越さんはどういった生活シーンで小説を執筆されているのでしょうか?

小説は時間さえあればどこでも書きます。仕事の休憩時間でも、人を待つ間でも。

実は公募に出す以外ではPCは使いません。ケータイ小説という言葉が市民権を得る前から、携帯電話のメモ機能を活用して小説を書いてましたので、執筆には場所を選びませんね(笑)

小説を書く面白さについては、読んで下さる誰かに向けて、「これでどうだ!」という楽しませたい気持ちを作品で表現出来ることが醍醐味かと思っています。

編集部:ケータイ小説ブームの以前からモバイル端末で小説を執筆されていたことには驚きました!

編集部:実際に小説を読む側も、PCではなくスマートフォンからの閲覧が増えてきているのですが、読むデバイスが変化したことにより、執筆上気をつけられていることはありますでしょうか?

やはり読みやすさには気を払っています。読書家のような根っからの活字好きではない方も、最近ではそうしたスマホなどを通して読む機会が増えていると思います。

なので、そうした方々にも取っ付きやすいよう、出来る限り文章は手に馴染むゴムのように柔らかく柔軟でありたいなと心掛けております。

これが私自身、現在も一番苦労しているところですが…

編集部:”手に馴染むゴムのようなもの”という表現は面白いですね。「紙の小説は読んだことがないけど、スマホ小説は大好き!」という読み手はかなり多くなってきている実感があります。

taskey Uでも、スマホ小説の書き方コラム等を連載したいと考えているので、楽しみにしていてください。

作品ピックアップ – 『死番屋始末伝』

編集部:taskey Uのインタビューでは、毎回オススメの作品を紹介しています!

編集部: 『死番屋始末伝』のあらすじを紹介いただけますでしょうか?

はい。物語は三部構成で、全編を通すと赤穂浪士のような仇討ちの物語であります。

この第一部にあたる始末伝では、市井(しせい)物の面白さなども交え、それらの中で少年村山寅之助の成長する様をメインに描いています。

編集部:ありがとうございます。

編集部:構想が生まれた背景や、その他執筆にまつわる裏話等があればご紹介ください。また、本作品に込めた思いや、読者に対し、注目してもらいたいポイントはありますでしょうか?

私、時代小説の他に漫画も大好きなんですが、なかでも「あしたのジョー」が大好きなんです。

で、そういうあしたのジョーのような作品って、最近では少ないですよね。なので好きな物同士をミックスさせ、これまでにないような時代小説を書こうというのが構想の原点でした。

注目していただきたいポイントは、主人公寅之助をはじめ、個性的な人物でしょうか。

脇役でも悪役でも、読む人に愛されるような人物を意識して書いてますので、そのあたりにご注目いただければ楽しんでもらえるかなと思っております。

編集部:「自分が読みたい」「自分がワクワクする」というような感情が、執筆の原動力である…というのが原点なのかもしれないですね。

編集部:(記事作成日)現在、4章までの公開となっておりますが、村山虎之助と神谷の悪竜の対照的なキャラクターと疾走感がとても印象的でした。『死番屋始末伝』は、史実に基づいた作品なのでしょうか?

ありがとうございます。

でも残念ながら史実ではなくフィクションなんです。水石藩というのも実在しておりません。

ただ、出来るだけリアルにしたいなという考えから、物語に登場する場所や地名、町割りなどは、私の故郷である磐城平藩をモデルに現在の地名なども織り交ぜて作品の中に取り入れたりしています。

編集部:ご自身の故郷の要素を織り交ぜているのは面白いですね。史実と勘違いしてしまうくらいリアリティのある背景設定の裏側を知れて納得しました!

大好きな作品を、思い切りをもって書く

編集部:それでは最後に、鳥越様の作品読者の皆様、そして、これから自分も小説を書こうと思っている皆様に向けて、メッセージをお願い致します。

まず読んで下さる方々へは、もう日々それだけが私の原動力なので、これからもどうか宜しくお願いします。

そしてこれから小説を書こうと思う方。まず自分が大好きだと思う物を好きなように自信を持って思い切り書いてみて欲しいです。あなたと似た感性の人たちが、きっと楽しんで読んでくれるはずですから。

幅広い多くのファンを持つ事と、深くコアなファンを少数でも持つ事は、もしかしたらいずれはそこから広がって最後は同義になるのかな、なんて最近思いますので。応援しています。

本日はありがとうございました。

編集部:鳥越さん、本日はありがとうございました!!

鳥越さんの作品が読みたい方はこちら

 

いかがでしたでしょうか。ケータイ小説が流行する以前から、モバイル端末を利用してスキマ時間を利用して小説を書かれていたというストイックさには感激してしまいました。

Web系小説の読み手はいち早くスマートフォンに移行しつつあります。そして、小説の執筆についても、PCからケータイ、そしてスマートフォンへと徐々に移行していくのではないでしょうか?

taskey U編集部では今後も、スマートフォンで書かれる新しい小説のカタチにも注目していきたいと思っています。

それでは、次回第14弾のインタビューも楽しみにしていてください!

 

※taskey Uでは、小説家の方に対しインタビューを行っています!インタビューをご希望の方は、info@taskey.me宛に以下の事項を添えてご連絡ください。

■お名前(著者名)

■あなたの小説作品のURL(※他サイトでも構いません)

■400字程度の作品の紹介

 

Cover photo by Koichi Oda Flickr

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